機を織る娘
商品番号  0081
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11.00000000
x
15.00000000
cm
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これは明治25年に出版された、尾形月耕作の「婦人風俗尽」という版画シリーズからの作品です。元々は大判サイズで、その一部を切り取って2005年に「版画玉手箱」の1作品としたものを、木版館用に新たに摺った物です。

完成した版画を見ても特に目立ちませんが、墨版には通常の山桜ではなくツゲの版木を用いています。顔などの繊細な彫りを必要とする場所にツゲを埋め込んで使う事は、昔ならよくあることでした。ツゲは硬いので、桜よりも細かな線を出す事ができるのですが、小さい木なので部分的にしか使うことができませんでした。

ところが、現代の合板技術を用いれば ― 芯となる強力な合板材の表面に硬い薄板を接着 ― ツゲをより広い範囲に用いることが可能になるのです。つまりこの墨版はこのようにして作られ、全面がツゲ材です。女性の着物を描写する「筆の線」をじっくり見ると、次第に細くなる線が極限まで繊細に表現されています。これこそが、ツゲの成せる技……。



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