商品番号  0079
在庫  在庫あり
サイズ  11.00 x 15.00cm
4,320円
税別  4,000円

新年を迎えると、日本の家庭では「百人一首かるた」で様々な遊びをします。 この絵にある百人一首は、一枚一枚に筆で歌がしたためられ、桐の箱に収められる形式ですが、現代ではこれほど見事な「百人一首かるた」は少なくなっています。1800年代初期、これはかなり高価な品だったことでしょう!歌会仲間が1833年に正月の贈り物用にと、安藤広重に依頼した絵が用いられていますから、受け取った人たちはさぞや感動したことでしょう。200年近く後になって、自分の作品がこうして人々を楽しませていることを知ったら、きっと広重は喜ぶことでしょう。 この作品には、全体に見られる繊細な彫りのみならず、いくつかの特殊技法が用いられています。まず空摺り。これは、背景全体に布のような表情を与えていますが、箱を覆う布の織り目にも類似した技法を適用しています。次は正面摺り。作品の正面からバレンを当てて擦る手法で、漆塗りの箱に光沢を与えています。 木版館一同、皆様がこの美しい版画をご堪能くださることを、心から願っております!