商品番号  0003
在庫  在庫あり
サイズ  15.50 x 11.00cm
3,240円
税別  3,000円

明治14年のこと、あるドイツ人が、日本の植物を海外に輸出しようと、横浜で種苗業を始めました。その人が、あるとき、日本で親しまれている花や植木を紹介するために、顧客向けの商品目録を色付きで作ろうと思い付いたのです。そして、このころ外国語で書かれた絵本を木版でたくさん出版していた、長谷川竹次郎に相談を持ちかけました。

こうして、日本の四季の花を紹介した、とても美しい本が— 商品目録などとは、とても呼べません — 明治34年にできあがったのです。「The Favorite Flowers of Japan」と題した本で、挿絵は口絵作家の三島蕉叟が、説明は種苗業者の妻が担当しました。

私は、ちょっと実験的な試みとして、この作品を「木版館」に採用することにしました。というのは、このオリジナル作品は、信じ難いほど繊細に作られているからです。たとえば梅の花びらですが、摺られているのかどうか分らない程かすかな色合いです。こういった摺に関しては、可能な限りオリジナルに近づけて制作をしています。