有為に遊行らう花王軀相
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【有為に遊行らう花王軀相】(ういに うつらう はな くそう)

中国の剪燈新話(せんとうしんわ)を元に、日本では怪談で有名な牡丹灯籠。
落語や歌舞伎、その他に派生した物語に登場する幽霊の女性は、美女と童女であったり、商家の娘と女中であったり、遊女と禿であったり…
この作品では遊女を題材としたものからイメージしたものです。

遊女の弥子(いやこ)は、自分の容姿を蔑まされたことを悲しみ自ら命を絶ちます。救われない魂はこの世にとどまるも、身体はいらないと捨ててしまいます。澄んだ夜空に浮かぶ美しい月のようで在りたかったと、伸ばすその手は何とも美しい白い色。自分はこんなにも美しかったのかと知り、禿の浅茅(あさじ)、傘持ちの骸骨を連れ、かつて叶わなかった花魁道中を行い心を楽しませます。

有為とは〝一つのきっかけから起こる様々な現象〟。この世の全てが現象であり、そこに生きる我々人間もまた現象の一つである。いろは唄にある「有為の奥山きょう越えて…」は、人生という険しい山を生きて行く事を表しています。

彼女の魂は死後に慰められます。もし彼女が生きている間に自分を楽にさせることのできる方法を見つけていられたら…

いずれ迎える無(死)だけれど、有(生)のうちは一生懸命に心を自由に遊ばして生きようじゃないか。そんな意味を込めました。 物語に直接獅子は登場しませんが、〝牡丹と獅子〟は一対の図柄として古くからあるので、道中の供として加えてあります。

また、月の中に空摺りという技法で蝶を入れています。色を入れないことで、画中に登場する者たちが実体のない存在であるという意味を含めました。


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