商品番号  0301
在庫  在庫あり
サイズ  15.00 x 11.00cm
4,320円
税別  4,000円

これは蘇った新版画です。というのは、つい最近、昔の版木を用いて木版館工房が新たに摺った作品だからです。 作者は20世紀の前半世紀に活躍した土屋光逸で、1930年代(私共の知る限りでは)に版元の土井版画店が彫りを依頼した版木を用いています。どうも大量に摺ったらしく、版木はかなり擦り切れていて、終戦直後に彫り直しをして使用した版木もあります。これは当時よくあった事で、別に悪いことではありません。擦り切れたまま使用してボヤけた版画を作り続けるのではなく、手をかけて良い商品を作ろうとしたのですから。 私共木版館は、当時使われていた版木を使用しつつも、満足のできる品質を維持するために、当時と同じように彫り直しなどの手を加えながら制作しました。とはいえ、この木版館版が完璧であると自負するまでには至りません。なぜなら、ひどく摩耗しているために修正しきれない箇所もいくつかあったからです。でも、残された版木にはまだまだ命の息遣いが感じられます!このような事情ですから、目を凝らして観察をすれば、歴史ある神社のあちらこちらに消耗や痛みの痕跡を認めることでしょう。 ともあれ、蘇った新版画をご堪能あれ! (危ない、忘れるところでした!画かれた場所は京都の上賀茂神社で、現在もこの絵とほぼ同じ外観です。)