商品番号  0087
在庫  在庫あり
サイズ  15.00 x 11.00cm
3,240円
税別  3,000円

この絵は「江戸土産」と題して次々と追加出版された作品集の中の1枚で、作者は広重です。 画かれているのは、王子にある不動の滝です。人物は棒切れのよう、そして木の葉の画き方などは初歩の域を出ないにもかかわらず、江戸時代の人々の生活の一場面をとても上手に捉えているので、どうしても木版館のカタログに加えたくなりました。 手持ちの資料によると、当時、一般の人達が海で泳ぐということはなかったようです。でも、滝から落下する水が流れる涼しい谷間は夏の高温から逃れることのできる場所として好まれ、食べ物や飲み物を売る店もあったようです。 ところで、滝に打たれているのは、どのような人でしょうか。女性の背中をこすっている様子の男性は、下男でしょうか。でも上流階級の人たちは、公衆の面前でこのようなことはしないでしょう。とすると、それほど人目を気にしない下町の夫婦でしょうか。それとも私の推測は方向違いで、何か宗教的な意味合いのある行為をしているのかも知れません。 私の家の近くにも、こんな滝があるといいのに!