葛飾北斎が描いた「北斎写真画譜」からの絵で、これは見開きページになっていました。この本の初版は1814年で、どうしてかなあと思うのですが、15枚の絵にはなんの説明もないし、本の主題といったものもないよ..
これは 1788年から1790年にかけて作られた、自然をテーマとした絵入狂歌本にあった喜多川歌磨の作品です。この作品の製作には、まだ試した事のない摺りの技術が必要で、腕試しの良い機会でした。まず、絵の..
1830年代の物です。これは、浮世絵ではありません。役者や美人、あるいは名所などを題材とする浮世絵とはまるで違う絵です。そして、この版画は、原画にあるおおまかな筆の持ち味を、できるだけ生かすように作っ..
この絵の中に川がありますか?そうなんです、水などまるで見えないのに、この絵の題は有名な隅田川です。これは、何枚もの版画からなる「東都名物合」というシリーズ物のひとつで、(今までのところ、研究者によって..
この絵は葛飾北斎の富嶽百景の中の第3巻にあり、1849年に出版されたものです。手抜きをして一色しか使っていないなどと思わないでください、ちゃんと4色使っています!ここ日本では、はっきりとした季節を表す..
静穏な作品です。絵師の名前はこの版画のどこにも見当たりませんが、これが安藤広重の筆であることは疑う余地のないところです。彼は、たくさんの連続物を描いているので、そのどれから取り上げたのか皆目見当がつき..
北斎が「漫画」として描いた絵はとてもたくさんあるので、版画の題材として面白味のある作品は、一生かかっても復刻しきれない程あります。もちろん、全部を手掛けようなどと考えているわけではありません。私に残さ..
これは「北斎画譜」からの作品で、1849年に名古屋で出版されたものです。私には、ここにある絵本が、現代に至ってもなお魅力を持ち続けている理由がわかる気がします。はるか昔の、遠い過去の時代に画かれたとい..
今回の絵は葛飾北斎の作品で、絵本にした水滸伝の導入部分にあります。古い中国の教えに基づいて、悟りに達する過程を寓話的に解説した、「十牛図」という話から引用したものです。 牛に乗って笛を吹きながら家路を..
1830年代初期、安藤広重が描いた一連の花鳥絵の中にある作品です。彼と版元は、このような絵を大量に作っていますが、どれも題材とした鳥に花を組み合わせています。全作品を集めると、当時日常的に見られた花と..
原画は今から200年以上も前に磯田湖龍齋が描いています。彼の筆で描かれた墨線を彫った版は原画とまるで同じですが、その後の色摺りを原画がたったの3色のところを20色使いました。ですから、この版画を全体と..
この絵は、高橋松亭が1930年代に東京の版元に頼まれて画いた、たくさんの小さな版画の中にあります。少し古い時代の風物を題材にしている絵がほとんどなので、日本に来る外国からの旅行者向けに作られたのではな..
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