商品番号  0281
在庫  在庫あり
サイズ  15.00 x 11.00cm
4,400円
税別  4,000円

木版館では、あまり名が知られていない絵師の作品を皆さんに積極的に紹介していきたいと思っています。


この作品は1817年に名古屋で出版された木版画写真集からの1枚です。不形画藪(ふきょうがそまたは、ふけいがそ)という題名で、張月樵によって描かれました。英国の日本美術学者、ジャック・ヒリアーは日本画を学ぶ全ての学生にお勧めの写真集であると述べています。ヒリアー氏は、月樵自身のイメージを枠内に納める才能に最も感銘を受け、写真集の中では「バランス」という言葉を何度も使って月樵を賞賛しています。


このタイプの描写は浮世絵ではないと言ってもいいでしょう。バラバラな描き方や、無造作な色の塗り方は、当時主流でありました、きっちり色と線を描く技法とはかなり対照的です。このことは、彫り師や摺師にとってちょっとした問題でした。なぜなら、年々積み上げた鍛錬によって、この欠陥を直したいと思ってしまうところを「竹の部分の筆使いを残してもいいのだ。」と言い聞かせなければなりませんでした。